2018年2月某日,妻ゲバ子から一冊の本を渡されました。高山一実=奥山泰全『お金がずっと増え続ける 投資のメソッド』(2017年)です(以下,『投資のメソッド』)。『投資のメソッド』は,極めて具体的かつ魅力的に, 金ドル取引 の手法を説明してくれます。私は夢中で,繰り返し読みました。
たまたま,著者の奥山氏が率いるマネーパートナーズで,口座開設済みでした。昔,海外旅行でマネパカードを利用したためです。私は,本を手にした翌日から,早速,金ドル取引に挑戦しました。
金ドル取引に挑戦!
軍資金は200万円,出所は,生活防衛資金でした。その言い訳として,夫婦が各100万円の預金を保持しておく約束をしました。 万一金ドル取引がパンクしたら,各100万円を補填することにしたのです。こうして,我が家のポートフォリオは,従来の預金ほぼ100%という防御的布陣から,先物(厳密にはCFD)が大きな地位を占める攻撃的布陣に激変しました。
約2か月間,『投資のメソッド』の手法を,忠実に,本当に忠実に守りました。その結果,28,508 円もの利益が出ました。年利約17%!計算あってる?これまで銀行預金の利子ほぼゼロに慣れていたので,この数字は衝撃的でした。設定した7ドルの利食いの知らせがある度,快感に酔い痴れました。2か月間,人生初の不労所得を経験し,本当に楽しかったです。国際ニュースへの興味も高まりました。
しかし,年利約17%だけあって,その裏返しであるリスクが高く感じられました。今回は幸いレバレッジをかけるには至りませんでしたが,もっと金の値段が下がればレバレッジをかけることになります。私は,どうしてもこの信用取引というのが苦手です。仮に信用取引を受け入れるとしても,金1オンス1000ドルを下回れば,パンクしてゼロになる設定でした(『投資のメソッド』を参考に,この1000ドルというラインを設定しました)。これらのリスクは私には許容できない,との思いを強めました。
金ドル取引からの撤退
結局,4月某日,建玉が全て売れたタイミングで,完全撤退しました。火傷することなく,儲けさえ出して撤退できたことは,ビギナーズラックでしょう。撤退理由は,リスクを許容できなかったことに加え,
・生活防衛資金で投資をするのは,やはりまずい
・NISA等,節税可能な枠を先に使いたい
ことも挙げられます。
結果として金ドル取引からは撤退しましたが,『投資のメソッド』には大感謝です。先に述べたように,同書は,極めて具体的かつ魅力的に,金ドル取引の手法を説明してくれます。それゆえに,とにかく一歩を踏み出す原動力を与えてくれました。我が家の投資の出発点となったといっても過言ではありません。
ゲバ男
※この記事は,2018年4月20日に旧ブログで投稿した記事を,ブログ移転に伴いリライトしたものです。
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