問題の所在
ティーンエージャーの長子は,服を欲しがります。おしゃれは大事ですし,背が伸びて服を買い替えるのは当然です。
これまで,服をねだられた場合,①必要ならば仕方ないと渋々買い与えるか,②この間買ったばかりだから我慢させるか,どちらかでした。どちらになるかはあまり一貫性がなく,機嫌次第だったかもしれず,反省です。
いきおい,買ってあげようとなれば(上記①),長子も,親の気が変わらないうちに買わねばと焦り,じっくり選べないまま無理やり買うことがあったと思います。買ってあげないとなれば(上記②),「買って」「買わない」の問答が持ち越されます。
このような状況は,お互いの精神衛生にとって良くありませんでした。そこで。。。
解決策
被服費を1年分一括で渡せば,良いことづくめではないか,と考えました。つまり,
・親として,自らの一貫性の無さを恥じる必要はなくなります。
・子どもとしても,親の気が変わらないうちに買わねばと焦ることがなくなります。
・「買って」「買わない」の問答はなくなるはずです。
では,いくらにするか?被服費単体での予算額はこれまで決まっていなかったのですが,少し悩んだ末,下記データを参考にして4万円としました。従来の「子ども費」や「お楽しみ費」などの予算を削って,補正する予定です。
さて,この提案は,子どもの賛成が無ければ上手くいきません。そこで,この提案を具体化してまとめた上で,次のような資料に基づき,長子にプレゼンテーションを行いました。
プレゼン資料
被服費
・1年間で4万円。11月3日スタート。4万円入りの封筒を渡す。
・下着と学校指定品は,自分で買わなくてよい。それ以外は,靴やコートも,自分で買う。
・約束:レシートを封筒に入れておくこと。記録を取るため。
・データでは,7割以上が4万円以下,4割以上は2万円以下(中1)。
プレゼン結果は・・・
長子は,すんなりと提案を受け入れました!
そして,早速,春5千円,夏1万5千円,秋5千円,冬1万5千円という計画を立てた模様。春秋は服装が共通しているし,期間も短いことから,このような計画になったようです。
長子が年間を通じた予算執行を意識したことには,金銭教育的意義を見出すこともできます。
今後の課題など
4万円というのは,高すぎるかもしれません。かといって,来年から削減するといったら,揉めることは必至です。一度ついた予算を縮小することの難しさを,家計レベルで思い知ります。
なお,あまり服を欲しがらない末子は,この提案を受け入れませんでした。
とにかく,やってみないと分からないので,今後,何かあったらレポートしたいと思います。
ゲバ男
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